「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

EU 中国EVに追加関税決定 最大35.3%を5年間上乗せ

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は10月4日、中国の電気自動車(EV)の輸入に追加関税を課すことを加盟国の投票で決めたと発表した。中国製EVは不当な補助金を受けて急速にシェアが高まっているとして、現行の10%に加え、10月末から最大35.3%の関税を5年間上乗せする。
ただ、加盟国27カ国の中で賛成、反対、棄権に分かれ、意見の応酬があったとみられ、欧州委員会は公式には加盟国別の投票行動については明らかにしていない。

福島第1原発デブリ取り出しに試験的取り出しに着手 東電

東京電力ホールディングスは9月10日、福島第1原子力発電所2号機の溶融燃料(デブリ)の試験的取り出しに着手した。8月22日に初の着手を試みたが、ミスが見つかり作業を中断していた。今回は取り出し装置が午前7時20分に原子炉につながる貫通部手前の弁を通過した。今後2週間程度かけて3グラム以下の少量のデブリを取り出す。
デブリは1〜3号機でおよそ880トンあると推計されている。デブリは極めて強い放射線を出し続け、人が近づくことができない。このため遠隔操作での作業となり、作業は難易度が高い。そして途方もない時間がかかるとみられている。

米エミー賞 真田広之さん『SHOGUN 将軍』14部門で受賞

米国の優れたテレビ番組などに贈られるエミー賞の9月15日の主要部門の発表に先立ち、ロサンゼルスで8日、技術系・美術系部門の表彰者が発表された。様々な賞に輝いたのが俳優・真田広之さんがプロデュース・主演を務めた『SHOGUN 将軍』で撮影賞、編集賞、キャスティング賞など14部門で受賞する快挙を達成した。
SHOGUN 将軍は、戦国時代が舞台で、武将とその家臣となったイギリス人航海士などをめぐる物語。

熊本県 台湾からの在留者23年末1,549人, 半年で3倍超に

熊本県は9月3日、同県内の2023年末の在留外国人数が2022年末比23.9%増の2万5,589人となり、過去最高を更新したことを明らかにした。特に増えたのが台湾からの在留者で1,549人に上り、同年6月末時点の511人の3倍超を記録した。台湾積体電路製造(TSMC)進出による駐在員らの流入で大幅に伸びたとみられる。

福井・敦賀〜城崎温泉結ぶ観光列車「はなあかり」車両公開

JR西日本は8月29日、今年10月から福井県と兵庫県北部の間で運行が始まる新たな観光列車「はなあかり」の車両を、京都市下京区の京都鉄道博物館で報道陣に先行公開し、記念セレモニーが行われた。この車両は従来のグリーン車よりさらにグレード感が高い座席を設けているほか、豪華な内装が特徴。京都の丹後織物を用いたアート作品や、島根県で盛んだった”たたら製鉄”の一輪挿しなど西日本各地の工芸品が飾られている。
はなあかりは、福井県の敦賀駅から舞鶴線や京都丹後鉄道など京都府北部を通り、兵庫県城崎温泉駅までを片道5時間程度で結ぶ新車両。

「スシロー」北京1号店に長蛇の列 ピーク待ち時間10時間超

FOOD&LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市)が8月21日、中国・北京市に開業した回転すし「スシロー」が大人気で、初日は開店時間前から長蛇の列ができた。新店舗は若者に人気の商業施設内にあることもあって、午前11時半の開店前から大勢の客が押し寄せ、客席234席に、昼過ぎには予想待ち時間が10時間以上となったほど。この結果、600組以上の顧客が来店した。
中国は、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受け周知の通り、日本産水産物の輸入を全面停止している。こうした中でも回転寿司は北京でも大人気という。同店舗では中国産ウニ、アワビほか、世界各地の食材を使い、200種類以上のメニューを用意している。価格は一皿10〜28元(約200〜570円)。

中国1〜6月自動車輸出台数30.5%増の279万台, PHEV大幅増

中国汽車工業協会(CAAM)のまとめによると、2024年上半期(1〜6月)の自動車輸出台数は前年同期比30.5%増の279万3,000台だった。このうち乗用車は31.5%増の233万9,000台、商用車は同25.7%増の45万4,000台。新エネルギー車(NEV)の輸出台数は同13.2%増の60万5,000台だった。うち電気自動車(EV)は同2.3%減の47万8,000台②とどまり、前年を下回った。こうした中、目立ったのがプラグインハイブリッド車(PHEV)で、2.8倍と大幅に増えた。

関空の発着枠 25年春以降1時間45回→60回へ3割増やす

関西エアポートが運営する関西国際、大阪国際(伊丹)、神戸の3空港の役割を議論する「関西3空港懇談会」は7月15日、兵庫県や大阪府などの地元自治体が、国土交通省が示した新飛行ルートに合意した。これにより、関空では2025年春以降、1時間あたりの発着回数の上限が現状の45回から約60回へ3割増える。好調なインバウンド需要や万博を見据え、関空の出発・到着便でそれぞれ2本ずつ新ルートを設け、処理能力を向上させる。

大阪観光局 公式アプリに10月以降 NECの顔認証決済を導入

大阪観光局は6月27日、観光客向けに独自開発したアプリ「Discover OSAKA」にNEC(日本電気、本社:東京都港区)の顔認証決済機能を搭載すると発表した。事前に顔写真やクレジットカード情報などを登録すると、店舗に設置されたカメラに顔をかざすだけで支払いが完了する。10月以降、大阪市内の観光施設など約10店舗で決済サービスが利用できる予定。対応する店舗は順次増やしていく考え。登録者数は2024年度中に1万人を目指す。

ANAとJAL カスハラ対策で連携 NG行為を9分類 現場対応

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は6月28日、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対処方針を共同でまとめたと発表した。カスハラの定義を具体的に9つに分類した。これにより該当する言葉・行動に対し、現場の裁量で判断できるようにし、従業員が迅速な対応が取りやすくした。国内航空シェアで7割超の2社が連携して対策に実効性を持たせ、カスハラ被害から従業員を守り、離職を防ぐ。