「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

鳥貴族HDが社名変更「エターナルホスピタリティG」へ

鳥貴族ホールディングス(HD)(本社・大阪市浪速区)は4月30日、2024年5月1日より社名を「エターナルホスピタリティグループ」に変更すると発表した。社名変更に合わせ、新たなコーポレートロゴおよび新ビジョン「Global YAKITORI Family」を策定した。
社名から「鳥貴族」の屋号を外した。この背景には看板業態への依存脱却と、海外での成長を目指す、そして日本が誇る焼き鳥文化を世界に届けようとの挑戦姿勢がうかがわれる。

小野薬品 米バイオ医薬品デシフェラ社を3,700億円で買収

小野薬品工業(本社:大阪市中央区)は4月30日、米国のバイオ医薬品会社、Deciphera Pharmaceuticals,Inc.(DCPH=デシフェラ・ファーマシューティカルズ、本社:米国マサチューセッツ州、以下、Deciphera社)を総額約24億米ドル(約3,700億円)で買収すると発表した。9月末までに買収手続きを完了する予定。この買収により、小野薬品はがん治療薬の開発などを強化する。

大戸屋 マレーシアに初出店「みつもり」をCLにオープン

大戸屋ホールディングス(本社:横浜市)は4月26日、そばと天ぷらを主軸とし、”素材”と”手作り”にこだわった日本食レストラン業態の「みつもり」を、マレーシアのクアラルンプール伊勢丹Lot10店にオープンすると発表した。みつもりのアジア展開は2011年のタイ・バンコクの1号店に続き、2店舗目の出店となる。

JR西日本 水産物を貨物列車で輸送 5月に実証実験

JR西日本グループのJR西日本イノベーションズは4月26日、5月に宮城県から大阪府まで貨物列車を使った水産物輸送の実証実験を実施すると発表した。漁港から小売店までの輸送コストや二酸化炭素(CO2)排出量について、トラックだけで運ぶ場合と比較する。これにより、トラック運転手が不足する「物流2024年問題」に対応する。
5月9〜11日に実施する。銀ザケ冷凍切り身8トンを、宮城県気仙沼市から大阪府寝屋川市の食品スーパーの物流センターまで運ぶ。このうち、実験では仙台市と大阪府吹田市の貨物ターミナル駅間を鉄道で輸送する。

インドのマルチ・スズキ 前期純利益63%増 過去最高更新

スズキ子会社でインドの乗用車大手、マルチ・スズキの2024年3月期連結決算は増収増益の好決算だった。売上高は前期比20%増の1兆4,185億ルピー(約2兆6,300億円)で、純利益は同63%増の1,348億ルピー(約2,500億円)となった。高い経済成長のもと自動車市場の拡大を受けて、純利益は過去最高を更新した。輸出も含めた販売台数は、通期として初めて200万台を超えた。

YAMADA スマートハウスでHundai新型EVとセット販売

ヤマダホールディングス(本社:群馬県高崎市)は4月26日、ヤマダホームズ(本社:群馬県高崎市)が展開する次世代住宅「YAMADAスマートハウス」でHundai Mobility Japan(本社:横浜市西区、以下、Hyndai)の新型EV(電気自動車)「KONA」とのセット販売を開始すると発表した。
この方針に沿って、4月27日にヤマダデンキ創業の地、前橋・吉岡エリアの「Tecc LIFE SELECT前橋吉岡店」を敷地内に「KONA」を備えたモデルハウスをオープンしている。

タイ 3月自動車生産台数23%減 8カ月連続マイナス

タイ工業連盟(FTI)のまとめによると、3月の同国の自動車生産台数は前年同月比23%減の13万8,331台にとどまった。この結果、8カ月連続のマイナスとなり、減少に転じた2023年8月以降、減少幅は最大を更新した。国内向け販売が同41%減の4万6,523台と低調だったことに加え、周辺国への輸出も伸び悩んでいる。

トヨタ 中国テンセントとEVソフトウェア分野で連携

トヨタ自動車は4月25日、中国のネット大手、テンセント(騰訊控股)と戦略提携すると発表した。AI(人工知能)やビッグデータなど、トヨタが中国で販売する電気自動車(EV)に搭載するソフトウェア分野で連携、協力する。トヨタは次世代車の要となる車載ソフトで中国企業と連携し、開発速度を引き上げる。今年中に共同開発したソフトなどを搭載した車両を市場投入する計画。

タカラレーベン 総戸数924戸 フジタとのベトナム事業竣工

タカラレーベン(本社:東京都千代田区)は4月24日、ベトナム・ハイフォン市でフジタ(本社:東京都渋谷区)と共同開発中の分譲マンションプロジェクト「THE MINATO RESIDENCE」が竣工したと発表した。同プロジェクトは開発・建築・管理まですべてがオール日系で担う初の大規模マンションプロジェクト。敷地面積1万2,760㎡、鉄筋コンクリート造、地上26階建て(2棟構成)で、総戸数924戸。
立地はLach Tray(ラックチャイ)川沿いに位置する新市街地エリア。周辺には高級ヴィラ、日系ホテルや商業施設も揃っている。また、日本人をはじめ多くの外国人が居住するエリアとしてハイフォン市内でも知名度が高い。

大林組 建設工事でGX建設機械の導入開始 脱炭素化を推進

大林組(本社:東京都港区)は4月25日、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、2024年度より国内建設工事で20t級のバッテリー式油圧ショベルをはじめとしたGX建設機械の導入を開始すると発表した。まず首都圏のトンネル工事でバッテリー式20t級油圧ショベルに続き、これまで採用実績がなかった移動式クレーンなどのGX建設機械の導入も予定している。