ローソンが6月23日、東京都港区でAI(人工知能)などの新しい技術を使った次世代型コンビニ店舗、高輪ゲートウェイシティ店をオープンした。
店内には①14台のAIカメラがあり、顧客がどんな商品を見ているかを分析する②その情報をもとに、お勧めの商品を電子看板で表示する③例えばデザート売り場で商品を手に取ると、AIがそれを認識して「コーヒーもいかがですか?」と提案してくれる④同じ棚の前に長くいると、迷っていると判断して、人気商品を紹介するーーという具合。
このほか、同店舗内では従業員の負担軽減へ、揚げ物の調理や重い飲み物を棚に並べる作業など、一部の作業をロボットが手伝っている。
「新技術・新開発」カテゴリーアーカイブ
理研でIBM量子コンピューター運用開始,「富岳」と連携
理研, 富士通 スパコン「富岳」後継機を共同開発 30年運用
ヤンマーとスシロー 養殖ブリ 遠隔でエサやりシステム実証
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
ミズノ, カネカ 人工芝に水中分解素材 海洋へのプラごみ削減
ユニ・チャーム, 王子と協働 パームヤシ空果房使用段ボール
大成建設, ユーグレナ「サステオ」建設現場に初導入, 脱炭素
リニア中央新幹線工事 愛知県でシールドマシン使い本格化
遺伝性アルツハイマー病 iPS創薬で見つけた薬で最終治験
京都大学グループ、大阪の医薬品メーカー、東和薬品は6月3日、遺伝性のアルツハイマー病治療について、iPS細胞を薬の開発に応用する「iPS創薬」と呼ばれる手法で効果がみられた、パーキンソン病の既存の治療薬「ブリモクリプチン」にアルツハイマー病と関係する物質を減らす効果があることを見つけ、この実用化を目指し最終段階の治験を始めたと発表した。
グループはこれまで特定の遺伝性アルツハイマー病の患者を対象に治療を行ってきた。その結果、ブリモクリプチンを投与した患者は認知機能の低下など、症状の進行が抑えられる傾向があったという。そこで実用化に向けて、東和薬品が患者24人を対象にした最終段階の治験を5月から始めたことを明らかにした。
この最終治験は2028年3月まで行う予定で、有効性や安全性が確認できれば、治験が終了してから1年程度で国に承認申請したいとしている。