大阪大学と日本電気(以下、NEC)が設立した「NEC Beyond 5G協働研究所」は3月2日、サービス付き高齢者向け住宅「柴原モカメゾン」(所在地:大阪府豊中市)で3月に、生活空間の場で研究開発を実施するリビングラボの手法を用いた実証を開始したと発表した。
この実証はNEC Beyond 5G研究所の研究開発成果をリビングラボによって実証し、社会実装や社会課題解決につなげる活動の第一弾。
被介護者が常に安心して過ごせて、介護者と被介護者が十分に関わりを持つことのできる理想的な介護の実現を目指し、デジタルツイン(現実空間と同じ状況をシミュレーション空間に再現する技術)を活用して心の状態の理解・予測や適切なコミュニケーションのきっかけづくりを行う実証を開始する。
「新システム」カテゴリーアーカイブ
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日本工営,マクニカ 茨城県で自動運転EVバスの実証
日本工営(本社:東京都千代田区)とマクニカ(本社:横浜市)は2月15日、共同で芙蓉総合リース(本社:東京都千代田区)および芙蓉オートリース(本社:東京都千代田区)から提供された自動運転EVバスを活用した実証実験を、茨城県常陸太田市で実施すると発表した。将来的な常陸太田市中心市街地への自動運転EVバス導入を見据え、同地区における自動運転EVバスの活用可能性について検証するもの。
実証実験期間は2月17〜23日。常陸太田市役所とJR常陸太田駅を往復するルート(片道約1,3km)。乗車人数は最大7人。自動運転レベルはレベル2(緊急時は同乗のドライバーが手動介入)。ハンドル・アクセル・ブレーキのないNAVYA社製自動運転EVバス「ARMA(アルマ)」を運行するとともに、常陸太田市役所内に設置するディスプレイで遠隔監視を試行的に実施する。
NTTデータ,積水化学 ペロブスカイト太陽電池で実証
NTTデータは2月13日、積水化学と共同でフィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置した実証実験を2023年4月から開始すると発表した。建物の外壁面に設置した実証実験としては日本初の事例。
積水化学が開発したフィルム型の太陽電池を活用し、都心の既存設備で再生可能エネルギー発電、利用することで、再生可能エネルギーの地産地消を実現し、これらの課題解決を目指す。
設置場所は積水化学工業開発研究所(所在地:大阪府三島郡島本町)とNTT品川TWINSデータ棟(所在地:東京都港区)。実証実験期間は、積水化学は2023年4月ごろ〜2024年3月ごろ、NTTデータは2024年4月ごろ〜2029年3月ごろ。
高松市 廃棄うどん活用のバイオマス発電実証拡大へ
川崎重工など フィリピンの再生エネ拡大でMOU締結
川崎重工は2月13日、アイケイエス、フィリピンのAmber Kinetics,Inc.(以下、Amber)およびAboitiz Power Corporationと脱炭素社会の実現を目指したエネルギーシステム構築に関するMOU(覚書)を締結したと発表した。今後4社はフィリピンで、川崎重工が開発した仮想同期発電機ソフトウェアを搭載したインバータとAmberが開発したフライホイールを組み合わせることにより、系統安定性を損なわずに再生可能エネルギーの導入を実現するエネルギーシステムの調査および開発、案件組成に取り組んでいく。
また、ASEAN諸国およびオーストラリアに向けたシステムの水平展開に関する検討も実施する。