「アジア」カテゴリーアーカイブ

ピーチ 6期ぶり黒字 航空需要回復で設立以来 過去最高

ANAホールディングス傘下の格安航空会社、ピーチ・アビエーションの2024年3月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比52.4%増の1,380億9,800万円で最終(当期)利益は228億8,400万円(前期は124億7,100万円の赤字)だった。2018年3月期以来の6期ぶりの黒字で、2011年設立の同社にとって過去最高の黒字を記録した。

大阪・中之島「再生医療」の新拠点 6/29開業セレモニー

大阪市北区・中之島に創設された、iPS細胞を使った再生医療など最先端の医療を提供する新たな拠点「Nakanoshima Qross」が6月29日、いよいよ開業し、オープニングセレモニーが行われた。Nakanoshima Qrossは地上16階の建物に8つの医療機関のほか、ヒトのiPS細胞の製造や研究開発を行う企業など、合わせて41の団体が集積する最先端医療の拠点。
セレモニーはこの医療拠点を運営する一般財団法人の澤芳樹理事長はじめ、大阪府の吉村知事、元経済財政担当相で衆議院議員の甘利明氏らが臨席し、開業を祝った。

大阪観光局 公式アプリに10月以降 NECの顔認証決済を導入

大阪観光局は6月27日、観光客向けに独自開発したアプリ「Discover OSAKA」にNEC(日本電気、本社:東京都港区)の顔認証決済機能を搭載すると発表した。事前に顔写真やクレジットカード情報などを登録すると、店舗に設置されたカメラに顔をかざすだけで支払いが完了する。10月以降、大阪市内の観光施設など約10店舗で決済サービスが利用できる予定。対応する店舗は順次増やしていく考え。登録者数は2024年度中に1万人を目指す。

25年万博会場のシンボル大屋根リング 大林組担当工区完了

大林組(本社:東京都港区)は6月26日、共同企業体(JV)で進めている2025年大阪・関西万博会場のシンボル、大屋根リング工事(PW北東工区、全周約2kmの約3分の1)について、最後の床材取り付け工事が完了し、柱や梁、床などの基本構造体(木架構)が完成したと発表した。
独自の工法の導入やデジタル技術を活用した情報共有などにより、当初の計画からは1.5カ月早く完了した。

ダイハツ 31年ぶり営業赤字 24年3月期 認証不正響く

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)の2024年3月期の単独決算は営業損益が50億円の赤字(前期は380億円の黒字)だった。営業赤字となるのは1993年3月期以来31年ぶり。認証検査を巡る大規模な不正で2023年12月に国内の新車出荷を全面停止し、4つの完成車工場すべてで生産を停止したことが響いた。
なお、売上高は前期比21%減の1兆1,810億円だった。軽自動車の新車販売台数は22%減の44万台にとどまり、18年ぶりにスズキに国内シェア首位の座を明け渡した。

大阪市7月から市内の調剤業務の一部を外部委託可能に

大阪市は7月から、市内の薬局が調剤業務の一部を別の薬局に外部委託できる仕組みを導入することになった。この仕組みは特定の地域で規制緩和を行う「国家戦略特区」の事業として大阪市が全国で初めて導入するもの。
今回の措置により大阪市内の薬局は、患者の飲み忘れ防止などのために複数の錠剤を1つの袋にまとめる「一包化」の業務に限って、別の薬局に委託することができるようになる。
調剤業務を効率化することで、薬剤師が患者に向き合う時間を増やすなどの効果が期待されるとしている。

JAL「ミャクミャクジェット」6/3から国際線就航, 万博PR

日本航空(JAL)は6月2日、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のデザインを施した機体、2号機を羽田空港で報道陣に公開した。2023年11月に国内線で運航を始めた1号機に続いて国際線にも導入。3日からフィリピン・マニラ行きで運航を開始する。”空飛ぶ広告塔”として、2025年4月の開幕まで大阪・関西万博を海外PRする。

関西の4月貿易収支 3カ月連続黒字も金額は縮小

大阪税関によると、4月の関西の貿易収支は1,902億円の黒字となった。貿易黒字となるのは3カ月連続だが、黒字額は前年同月比22.2%減少した。輸出額は同1.8%減の1兆7,415億円で、輸入額は同1.4%増の1兆5,513億円だった。
国や地域別でみると、中国は輸出、輸入ともに4月としては比較できる1979年以降で過去最高額となった。

NEC 25年万博 店舗決済と入場管理に顔認証システム導入

日本電気(NEC、本社:東京都港区)は5月23日、2025年大阪・関西万博で、会場での顔認証による店舗決済と入場管理に顔認証システムを導入すると発表した。これにより、手ぶら決済による利用者の利便性向上と、なりすまし防止による安全・安心で効率的な万博運営を実現する。
このサービスは生体情報の使用に同意し登録した顧客が利用できるもので、預かった顔画像などの個人情報は日本国内のプラットフォーム内に安全に保存される。

万博工事現場にトレーラー活用の移動型無人コンビニ開業

大阪・関西万博会場の夢洲の工事現場に5月13日、ファミリーマートがトレーラーを活用した移動型の無人コンビニ店舗をオープンさせた。周辺にはコンビニが2店舗あるが、片道およそ15分ほどかかり、不便さをかこっていた。今回のトレーラーを活用した移動型店舗により、工事の進捗状況に合わせて場所を変え、建設作業員の買い物の時間を短縮し、ストレスを減らす。
広さは約14㎡の店内には弁当やパン、飲料などおよそ280種類の商品が揃えられ、セルフレジが備えられている。