中国国家統計局のまとめによると、5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5にとどまった。前月より0.9ポイント低く、3カ月ぶりに好調・不調の境目である「50」を下回った。受注が振るわず、全体を押し下げた。
PMIは同国の製造業3,200社を対象に、新規受注、生産、従業員数など項目別に調べたもの。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
セコム 強靭なSG膜使用の日本初の防犯合わせガラス
セコム(本社:東京都渋谷区)は5月30日、強靭なSG膜を使用した日本初の防犯合わせガラス「SECOMあんしんガラスSG」を同日より発売すると発表した。SGはクラレが販売する合わせガラス用中間膜「セントリグラス(R)」(SentryGlass)の略。ガラス業界大手のAGCの協力のもと、セコムが開発、販売する商品で、2枚のガラスの間に引き裂き強度が強く強靭なSG膜を挟んでいるため、強い打撃や衝撃を受けても貫通させることが極めて困難な構造となっている。
価格は基本料金3万3,000円+ガラス㎡単価17万1,600円×購入面積(すべて税込、標準施工費含む)。設置後5年以内に侵入盗などによりガラスが破壊された場合、何度でも無償でガラス交換するとしている。
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KDDI 宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」開始
KDDI(本社:東京都千代田区)は5月30日、スタートアップと大企業による、宇宙を活用し地球上の課題解決を目指す共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」を同日より開始すると発表した。
同プログラムでは宇宙空間を再現したデジタル空間や低軌道上などの多様な実証環境や宇宙領域の有識者によるメンタリング・ネットワーキング機会をスタートアップと大企業へ提供することで、企業が宇宙事業に挑戦しやすい環境を整備する。また、新たな技術や事業アイデアを持つスタートアップと、宇宙を活用した事業開発を目指す大企業をマッチングすることで、地球上の社会課題解決事業の事業化を促進する。
2025年度に宇宙空間を再現したデジタル空間での実証、2027年度に低軌道衛星での実証を開始。2028年めどに月ー地球間通信の構築、2030年めどに月面モバイル通信の構築を目指し、宇宙から地球上の生活の変革と社会課題解決に貢献していく。
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神奈川特区で介護支援ロボ実用化 センサーが排尿感知
神奈川県は5月29日、相模原市など10市2町を対象とした「さがみロボット産業特区」で、実証実験などの支援をしてきた介護支援ロボットが実用化され、販売開始されることになったと発表した。センサーで利用者の排尿の状態を感知し、おむつ交換やトイレ誘導のタイミングが分かりやすくなる。経験の浅い人でも排泄ケアをサポートでき、ヘルパーなど介護現場の負担軽減や人手不足対策につながる。
開発したのは、大人用紙おむつなどを手掛ける光洋(所在地:横浜市)で、商品名は「おむつナビ」。専用の尿とりパッドに発信機(クリップ)を装着し、パソコンやタブレットに排尿の状態を表示する。価格は1セット43万750円(税別)。別途年間7万5,000円のメンテナンス代が必要。月額10万円からのレンタルプランも用意する。同県には購入価格の3分の1を補助するロボット導入支援補助金制度がある。
日本触媒 インドネシアで生産ハラール認証塗料, 樹脂販売
日本触媒(本社:大阪市中央区)は5月29日、インドネシア子会社PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(本社および工場:インドネシア・バンテン州チレゴン市、以下,NSI)が、生産するアクリル酸、アクリル酸エステルおよび高吸水性樹脂の全製品について、国際持続可能性カーボン認証(ISCC PLUS認証)を取得し、製造・販売を開始したと発表した。アクリル酸およびアクリル酸エステルは塗料や粘着剤などの原料として、高吸水性樹脂は主に紙おむつ材料としてそれぞれ使用される。
また、今回ISCC PLUS認証品として製造・販売する製品についても、従来どおりインドネシアのハラール認証機関当局の認証を取得している。日本触媒グループは、これらの製品でサプライチェーンを通じた環境負荷低減ならびに循環型経済に貢献する。