「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

「eYACHO」と「Orario」連携で建設現場での迅速変更可能に

MetaMoji(本社:東京都港区)は6月26日、ゼネコン(総合建設業)で広く利用されている施工管理アプリ「eYACHO」と、ウエッブアイ(本社:東京都江東区)の工程管理ツール「Orario」シリーズが機能連携し、「eYACHO」の機能として提供開始することになったと発表した。
計画の変更が正確かつ容易に行える「工程s Orario」と、施工現場での帳票作成やリアルタイム情報共有で定評のある「eYACHO」が連携することにより、様々な理由で頻繁に変更されることが多い施工計画を、施工現場での日次の工程表や作業間調整に遅滞なく反映することができるようになり、2024年問題解決の一助となる。

塩野義コロナ飲み薬「ゾコーバ」投与で入院リスク37%低下

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は、6月27〜29日に開催された日本感染症学会で、同社が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」に関して実施した大規模臨床研究の結果を発表した。これは16万人超のコロナ患者を対象とした研究で、ゾコーバを投与した場合の入院リスクは、投与していない場合に比べて37%低下した。これにより、同社はゾコーバについて、「重症化リスクがある患者に効果的な治療薬であることが示された」としている。

ANAとJAL カスハラ対策で連携 NG行為を9分類 現場対応

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は6月28日、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対処方針を共同でまとめたと発表した。カスハラの定義を具体的に9つに分類した。これにより該当する言葉・行動に対し、現場の裁量で判断できるようにし、従業員が迅速な対応が取りやすくした。国内航空シェアで7割超の2社が連携して対策に実効性を持たせ、カスハラ被害から従業員を守り、離職を防ぐ。

ソフトバンクG, 米Tempus 先進医療AI「SB TEMPUS」設立

ソフトバンクグループは6月27日、米国のAIと精密医療のリーディングカンパニー、Tempus AI Inc.(以下、Tempus)との合弁会社「SB TEMPUS(エスビー天パス)」(所在地:東京都港区)を設立すると発表した。両社は7月に想定されるクロージング完了をもって、新会社にそれぞれ150億円を出資する。この新会社は、Tempusが米国で蓄積した知見や技術を応用した個別化医療を支援するサービスを日本で提供し、日本の医療のさらなる進歩を目指す。

三菱UFJ銀 タイAscend Money社に300億円相当を出資

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の連結子会社、三菱UFJ銀行およびKrungsri Finnovate Co.,Ltd.は6月26日、タイでデジタル金融サービスを提供するAscend Money Company Limited(以下、Ascend Money社)への1億9,500万米ドル(約306億円)相当のタイバーツの出資を決定し、Ascendo Money社と出資関連契約を締結したと発表した。
Ascend Money社はタイ最大の財閥CP(チャロン・ポカパン)グループの金融事業の中核を担う同国最大のデジタル決済事業者。今回の出資を通じてデジタル金融の成長を取り込み、MUFGのフランチャイズバリューの中長期的な拡大を視野に入れたもの。

東京建物 タイで物流施設開発に参画 2プロジェクト始動 

東京建物(本社:東京都中央区)は6月27日、タイに現地法人、Tokyou Tatemono(Thailand)Ltd.(所在地:タイ・バンコク、以下、東京建物タイランド)を設立し、同社を通じてタイで新たに物流施設開発事業に参画すると発表した。
東京建物タイランドは今後、タイの不動産デベロッパー、SC Asset Corporation Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、SC社)の子会社、SCX Corporation Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、SCX社)と共同で、①(仮称)メトロキャットプロジェクト、②(仮称)レムチャバンプロジェクトの2つの物流施設開発事業を進めていく。
メトロキャット(所在地:タイ・サムットプラカーン県)は敷地面積約14万7,073㎡、鉄骨造平屋建てで、延床面積は5棟合計約7万8,252㎡、倉庫全5棟、工業団地計15区画。レムチャバン(所在地:タイ・チョンブリ県)は敷地面積約8万1,329㎡、鉄骨造平屋建てで、延床面積は3棟合計約4万6,602㎡、倉庫全3棟、工業団地計10区画。メトロキャットは2025年1月から2026年2月にかけ4期に分け竣工、開業する。レムチャバンは2025年2月から2026年1月にかけ3期に分け竣工、開業する。

アズビル タイの芙蓉リースの合弁会社と太陽光発電購入契約

アズビル(本社:東京都千代田区)は6月26日、タイの生産子会社Azbil Production(Thailand)Co.,Ltd.(本社:タイ・チョンブリ県)が、芙蓉総合リース(本社:東京都千代田区、以下、芙蓉リース)が出資する合弁会社と、太陽光発電による電力購入契約(以下、PPAサービス)を締結したと発表した。
芙蓉リースの合弁会社、S-Solar Generation Thailand Co.,Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下、SSGT)がアズビルのタイ子会社の工場屋根に約624KWの太陽光発電設備を設置。発電したグリーン電力を、アズビル子会社が製造工程で活用し、電力使用量に応じた料金をSSGTに支払うもの。これにより、初年度のCO2削減量312トンを見込む。

王子HD 台湾の高品質パルプモールド製品のDeluxe社へ出資

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は6月25日、高品質パルプモールド設備・製品製造販売会社、Dekuxe Technology Group Co.,Ltd.(所在地:台湾・台北市、以下、Deluxe(デラックス)社)へ、第三者割当増資を引き受けによる出資を行い、Deluxe社製品の全世界における販売権(うち日本、インドについては独占販売権)を取得したと発表した。
今後、王子グループはDeluxe社の技術を取り込み、プラスチック製容器包装の代替として需要が高まっている高品質パルプモールド製品を、パルプから一貫製造する。