「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

「いきなり!ステーキ」ジャカルタにインドネシア1号店

ペッパーフードサービス(本社:東京都墨田区)は7月1日「いきなり!ステーキ」のインドネシア1号店をジャカルタの商業施設「リッポ・モール・プリ」でグランドオープンした。同店はフランチャイズ店で、運営は地元企業のマクムル・プリマ・ステーキが担う。この結果、いきなり!ステーキの海外店舗はフィリピン3店、台湾1店、インドネシア1店の計5店となる。

米FDA イーライ・リリーのアルツハイマー病薬を承認

米食品医薬品局(FDA)は7月2日、米医薬品大手イーライ・リリーのアルツハイマー病薬「ドナネカブAZBT((製品名:キスンラ)」を承認した。認知症薬として、エーザイと米バイオジェンが共同開発した「レカネマブ」に続く、世界で2製品目となる。
イーライ・リリーは1瓶695.65ドル(約11万円)で、ドナネカブを販売する30分間の点滴を13回実施する年間の治療費は3万2,000ドル。米国でレカネマブが2023年に発売された際の価格は年2万6,500ドルだった。イーライ・リリーはドナネカブについて、日本の厚生労働省にも承認申請中だ。

関西 製造業2期連続悪化, 非製造業は2期ぶり改善 日銀短観

日銀大阪支店はが発表した短観(企業短期経済観測調査)によると、関西製造業の景気判断を示す指数はトヨタ自動車など自動車メーカーの認証取得を巡る不正発覚を受け、2期連続で悪化した。一方、非製造業は外国人観光客の増加を背景に2期ぶりの改善となった。
調査は5月下旬から6月にかけて実施。製造業の指数は前回の3月の調査から2ポイント下回り0ポイントとなった。一方、非製造業の指数は前回を1ポイント上回りプラス17ポイントとなった。
この調査は日銀大阪支店が関西のおよそ1,300社を対象に、景気の現状を尋ねるもので、景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いた指数。

ニデック エンブラエルの「空飛ぶクルマ」子会社に出資

ニデック(本社:京都市南区)は7月1日、ブラジル航空機大手エンブラエルの子会社で、「空飛ぶクルマ」の開発を手掛けるイブ・ホールディング(所在地:米フロリダ州)に2,000万ドル(約29億円)を出資すると発表した。ニデックの米子会社、ニデックモーターを通じ7月2日(米国時間)に出資する。出資比率は1.71%になる。
ニデックは2023年6月、エンブラエルとの間で空飛ぶクルマ向け部品の開発を手掛ける合弁会社、ニデックエアロスペースを設立しており、2026年に駆動モーターなどを量産する計画。今回、部品の供給先になるイブ社出資して協力関係を深める。」

東京ガス e-メタン設備が初のクリーンガス設備の認定取得

東京ガスは7月1日、2022年3月より運転している「横浜テクノステーション メタネーション実証設備」が、クリーンガス証書制度における「クリーンガス製造設備」の認定を取得したと発表した。
今年4月から運用が開始されたこの制度で、e-methane(e-メタン)を製造する設備が「クリーンガス製造設備」の認定を取得するのは日本初となる。同設備では横浜市と三菱重工業グループと共同で同事業を進める。横浜市資源資源循環局鶴見工場の排ガスから分離・回収したCO2と、メダワット級水電解装置で製造するクリーン水素(H2)を主たる原料としてe-メタンを製造する。

モスフード 中国本土から撤退 全6店を閉鎖 個人消費低迷で

ハンバーガー店「モスバーガー」を展開するモスフードサービスが、6月中に中国本土の事業から全面撤退していたことが分かった。上海市や福建省などの6店をすべて閉店した。個人消費低迷で業績が悪化しており、当面収益改善が見込みにくいたと判断、閉店に踏み切った。同社が中国本土から撤退するのは1997年に続き2度目。

横浜ゴム 中国・杭州市で367億円投じ乗用車用タイヤ新工場

横浜ゴム(本社:神奈川県平塚市)は7月1日、中国浙江省杭州市に19億6,000万人民元(約367億円)を投じ、乗用車用タイヤの新工場を建設すると発表した。生産能力は年間900万本でスタートし、将来的には拡大も想定している。2026年第2四半期から生産開始を予定。
現地政府の都市開発との絡みで移転要請を受け、現地タイヤ生産会社、杭州優科豪馬輪胎有限公司の既存工場を移転し、同じ杭州市内に今回のプロジェクトを推進するため、新たに横浜ゴムが全額出資する「杭州銭塘優科豪馬輪胎有限公司」を設立する。また、今回の移転を機に中国市場における今後のさらなる乗用車用タイヤの需要増を確実に取り込むため、生産能力を300万本増産する。

ニトリ 7月にジャカルタにインドネシア1号店, 32年に80店舗

家具・日用品大手のニトリホールディングス(HD)(本社:札幌市)は6月27日、7月中にインドネシア・ジャカルタに1号店を出店すると発表した。出店場所はジャカルタ最大級のショッピングモール「Central Park Mall」。同店はニトリHDが100%出資する現地法人、ニトリ・リテール・インドネシアの直営店となる。同国では今後も着実に出店、強化し、2032年までに80店舗の展開を目指す。
ニトリは現在、日本の828店舗のほか、海外では中国、香港、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンに合計184店舗を展開している。