「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

米オープンAI 新型「GPT-4o」を開発 従来の2倍高速に

生成AI「Chat(チャット)GPT」を開発した米新興企業、オープンAIは5月13日、新たに新型AI「GPT-4o(フォーオー)」を開発したと発表した。処理スピードを従来に比べて2倍に高速化した一方、運用コストを半減した。
新しいAIは日本語を含む50の言語に対応し、文字、画像、音声をすべて認識する。人と同じ反応速度で会話ができ、リアルタイムの翻訳も可能という。同社のAIの刷新は、2023年11月に発表した現行の「GPT-4ターボ」以来。

KDDI 米社と資本業務提携 全国1,000カ所にドローン配置

KDDI(本店所在地:東京都新宿区)は5月13日、人工知能(AI)を使った自律飛行型ドローン(小型無人機)開発・製造を手掛けるSkydio(本店所在地:米カリフォルニア州、スカイディオ)と7日、資本業務提携し、災害支援や橋、鉄塔などインフラ点検などを目的に全国1,000カ所にドローンを配置すると発表した。配置が完了すれば日本国内どこでも10分でドローンが駆けつける事が可能になるとしている。ローソンのほか、KDDIへの基地局設置も検討し、災害時に迅速な対応ができるようにする。米スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」も活用する。

ミネベアミツミ カンボジアで第二工場 太陽光発電で覚書

ミネベアミツミ(本社:長野県北佐久郡)は5月10日、カンボジアに第二工場を建設するための用地を確保するためプルサット州クラコー地区に約50万ha(約50万㎡)の土地賃貸契約を締結したと発表した。新工場用地は同国の首都プノンペンの北西約170kmの立地。2025年3月期中に一部建設着工し、2027年3月期中に一部稼働開始する計画。
また、同社は同国内の既存工場および将来の工場拡張時に必要となる電力の全量を再生可能エネルギーで対応する計画。これに沿って現地の政府認定電力事業者SchneiTcc社と協働で、新工場予定地で50メガワット(MW)規模の太陽光発電事業を2026年3月期中に操業開始する旨の覚書を、同国鉱業エネルギー省と締結している。太陽光発電は2026年1月までに開始する予定。これにより、新工場も含め同国における同社の工場で必要となる電力の全量を自社で発電した電力に由来する100%再生可能エネルギー化が可能となる。

ミネベアミツミ タイで合計154MWの太陽光発電所建設

ミネベアミツミ(本社:長野県北佐久郡)は5月10日、タイ国内で合計154メガワット(MW)の発電容量となる太陽光発電所を建設すると発表した。同社はすでにタイの工場敷地内に合計16.5MWの発電能力の太陽光発電設備を設置し稼働している。この結果、ミネベアミツミグループ全体の使用電力の12.5%に相当する電力を再生可能エネルギーで調達することが可能になる。これに伴い、年間約9万5,000トンの二酸化炭素(CO2)排出削減を見込む。
同社は太陽光発電所の建設と並行して蓄電設備を増強、活用し、同社のタイ事業で使用する電力の50%以上を太陽光発電で賄う計画だ。

中国の4月新車販売9.3%増の235万台 エンジン車輸出好調

中国汽車工業協会のまとめによると、4月の新車販売台数(輸出含む)は前年同月比9.3%増の235万9,000台だった。国内販売が伸び悩んだものの、エンジン車やプラグインハイブリッド車(PHV)の輸出が好調で、全体を牽引した。輸出は34%増の50万4,000台で、この8割を占めるエンジン車が41.6%増の39万台に上った。

エア・ウォーター 家畜糞尿由来「バイオメタン」商用利用

エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は5月10日、LNG(液化天然ガス)の代替燃料となる家畜糞(ふん)尿由来の「バイオメタン」の製造から販売に至るサプライチェーンを確立し、同日よりボイラー燃料として利用する、よつ葉乳業の十勝主管工場へ納入開始したと発表した。このバイオメタンの製品純度はメタン(CH4)99.9%以上、製造能力は年間360トン。LNGタンクローリーで供給する。
同社はこれまで環境省の実証事業により、北海道十勝地方で家畜ふん尿由来のバイオガスに含まれるメタン分を分離・液化し、LNGの代替燃料として脱炭素を推進する顧客へ供給する、一連のサプライチェーンモデルの構築と実証を進めてきた。この実証事業が終了した本年度より、この取り組みを商用化することになった。家畜ふん尿由来のバイオメタンを新たなエネルギー製品として製造・販売する取り組みは、国内唯一の事例となる。

米テスラ マスクCEO 急速充電器網拡大に770億円以上投資

米国の電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスクCEOは5月10日、EVの急速充電器のネットワーク拡大に5億ドル(770億円)以上を投じる方針を明らかにした。これによりマスク氏はXに「今年、数千基の規模で新たな充電器を設置することにしている」と投稿している。

ソニーG 手術現場用マイクロサージャリー支援ロボ開発

ソニーグループは5月9日、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発したと発表した。これは、血管や神経といった微小な組織を、顕微鏡などを用いながら処置するマイクロサージャリーの支援を想定し、ソニーの研究開発組織が技術開発のために試作したロボット。「ICRA2024(横浜)」のソニーブースで試作機を初公開する。

ソニーG 手術現場用マイクロサージャリー支援ロボ開発

ソニーグループは5月9日、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発したと発表した。これは、血管や神経といった微小な組織を、顕微鏡などを用いながら処置するマイクロサージャリーの支援を想定し、ソニーの研究開発組織が技術開発のために試作したロボット。「ICRA2024(横浜)」のソニーブースで試作機を初公開する。

FOOD&LIFE COMPANIES「スシロー」天津市1号店開業

回転ずし「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市)は5月10日、中国・天津市中心部の商業施設にスシロー1号店「天津大悦城店」を開業した。中国では南部や内陸部にはすでに店舗展開しているが、北部は今回が「初進出。出店エリアの拡大で同国の外食需要を取り込む。