トヨタ自動車が建設した次世代都市「ウーブン・シティ」(所在地:静岡県裾野市)が9月25日、開業した。ウーブン・シティ全体の敷地面積は約30万㎡。トヨタの子会社、ウーブン・バイ・トヨタが都市の主な開発を担う。
街全体を実証実験場に、トヨタグループや三角企業ら計20社で始動した。参画企業と人工知能(AI)や自動運転、ロボットなど新たな技術やサービスを開発する。2026年以降に、一般市民も実証実験に加わり、第1期エリアには最終的に約300人が居住する計画。
25日に開業したのは第1期エリア(約5万㎡)で、居住施設や実験施設など計14棟。居住施設には同日からトヨタ関係者ら数世帯が入居を始めた。
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スルメイカ 今年度の漁獲枠34%拡大, 黒潮大蛇行終わり
水産庁は9月19日、今年度のスルメイカの漁獲枠について、現状の1万9,200トンから34%拡大し2万5,800トンにすると発表した。この最大の要因は、黒潮の流れが大きく曲がり、日本近海の漁獲に様々なマイナス影響を与えていた「黒潮大蛇行」が終わり、スルメイカの生息域で海水温などが成長に適した水準に変化した可能性があり、漁獲量が大幅に増えているためだ。
水産庁によると、青森県や岩手県の沖合でのスルメイカの漁獲量は今年4月以降の5カ月余りで漁獲枠の半分を超え、漁業者から枠拡大を求める声が挙がっていた。
スルメイカの漁獲量は、海洋環境の変化などで2016年以降大きく減少し、昨年度の漁獲量は過去最低の1万8,000トンにとどまった。このため、水産庁は今年度の漁獲枠をこれまで最も少ない1万9,200トンに設定していた。