安川電機(本社:福岡県北九州市)は6月16日、米州統括企業、Yaskawa America Inc.(本社:イリノイ州ワキンガ市)を通じて、ウィスコンシン州フランクリン市に今後8〜10年間で約1億8,000万ドルを投資し、現在イリノイ州とウィスコンシン州にある本社・生産機能などを移転、新たなキャンパスを設立すると発表した。
新設するキャンパスは約7万4,000㎡を超える敷地に、本社、技術開発、トレーニング施設をはじめ産業用ロボットを製造する工場などが含まれる。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
新潟・燕三条の直径約1mの「やかん」万博に出品
USSの米政府保有「黄金株」永続的 日鉄の経営の”足かせ”に
米国のラトニック商務長官は6月14日、トランプ米大統領が承認した日本製鐵による米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、米政府が保有する”永続的”な「黄金株」による拒否権の内容を明らかにした。Xに投稿した。
黄金株による拒否権の対象は①USスチールの社名変更②USスチール本社ペンシルベニア州ピッツバーグからの移転③米国外への本社機能移転④140億ドルの設備投資の削減、撤回、延期⑤生産や雇用の米国外への移転⑥設備改修など通常の一時停止を除く工場の閉鎖や休止⑦従業員の給与、不当廉売、米国外での原料調達、買収ーーなど。トランプ政権の同意なく、上記の行為を禁じており、日本製鉄の経営の”足かせ”、重荷となる可能性がある。
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
荏原 韓国初のアンモニア燃焼プロジェクト向けポンプ受注
ディズニーなど AI企業を提訴 有名キャラクター無断使用で
日本製鉄 トランプ米大統領がUSスチールの買収計画承認
日本製鉄は6月14日、トランプ米大統領がUSスチールの買収計画を承認したと発表した。米国政府に対して経営上の重要事項に拒否権を持つ”黄金株”を発行することや、2028年までに約110億ドル(約1.6兆円)をUSスチールに投資するほか、国内生産への関与を持つことを盛り込んだ国家安全保障協定を締結したとしている。
日鉄は「必要なすべての規制当局からの承認を取得した。パートナーシップは速やかに成立する」との声明を出し、「合併契約が完了する際には、USスチール株を100%保有するのが前提になっている」としている。
政府もこの発表を好感。武藤経済産業相が「日米間の緊密なパートナーシップの強化につながる」と歓迎するコメントを出している。