三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は11月17日、軽金属事業を中国の2社に譲渡すると発表した。譲渡先は寧波江豊電子材料股份有限公司(本社:中国浙江省余姚市、以下、KFMI社)およびKFMI社グループの同創普潤(上海)机電高科有限公司(本社:中国・上海市、以下、TCPR社)。2021年4月をめどに譲渡する。
KFMI社およびTCPR社は、半導体や液晶用のスパッタリングターゲット材メーカーで、とくにアルミ製ターゲット材では世界トップという。
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PPIH 香港に縁日「屋台」コンセプトの新業態12/18オープン
総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)は11月17日、香港にDON DON DONKIの新業態店舗となる「情熱笑店(じょうねつしょうてん)ピークギャレリア」を2020年12月18日にオープンすると発表した。
新業態のコンセプトは、日本の縁日で並ぶ「屋台」。このため、商品構成は屋台メニューのたこ焼き、寿司、おでん、焼き鳥、揚げ物、どら焼き、りんご飴など。
同店舗は香港を代表する観光名所Victoria Peak(ヴィクトリア・ピーク)に位置するショッピングモール「ピーク・ギャレリア」内に出店する。売場面積は147.39㎡。
住友ゴム レベル4自動運転車のタイヤ空気圧 岐阜で実証実験
住友ゴム(本社:神戸市中央区)は11月16日、レベル4自動運転車を対象に、空気圧データ取得から異常時タイヤメンテナンスまでのシステムを構築し、11月12日に岐阜市内の公道で実証実験を実施したと発表した。
これは昨年から行っている群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センターとの共同研究によるもので、車両が無人の場合でもタイヤ空気圧のリモート監視を可能とするもの。
日本ピグメント シンガポール子会社の解散・清算を発表
各種着色剤、インキなどの製造販売の日本ピグメント(本社:東京都千代田区)は11月13日、シンガポールで樹脂コンパウンドおよび樹脂用着色剤の製造販売を手掛けている子会社Nippon Pigment(S)Pte.Ltd.を解散すると発表した。同国内の市場動向や事業環境等に基づき総合的に判断した。現地の法令に従い、必要な手続きが完了次第清算結了となる予定。
三井物産 インド貨物専用鉄道向け保線機器を180億円で受注
三井物産(本社:東京都千代田区)は11月18日、インド鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社から、インド最大の産業集積地帯、デリー-~ムンバイ間貨物専用鉄道プロジェクト(以下、DFC西回廊プロジェクト)における軌道・架線保守用の保線機器供給契約を約180億円で受注したと発表した。これにより、DFC西回廊プロジェクトにおける同社の累計受注額は土木軌道敷設工事、信号、通信設備工事と合わせ約1,820億円となる。
全農・農林中金 日清製粉Gに出資 国産農産物の販路拡大
全国農業協同組合連合会(JA全農、所在地:東京都千代田区)は11月17日、農林中央金庫(本店:東京都千代田区)と共同で、日清製粉グループ本社(本社:東京都千代田区)の発行済み株式の約1%を取得し、業務提携すると発表した。約53億円を農林中金と折半出資し、国産農産物の販路を拡大する。
JA全農と日清製粉グループは現在、国産小麦を取引しているが、今後は他の農畜産物に取引を広げる。
ブックオフG KL郊外のラワンにマレーシア6号店オープン
ブックオフグループのマレーシア法人BOK MARKETING SDN.BHD.は11月9日、首都クアラルンプール(KL)北郊外のRawang(ラワン)にリユース店舗「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)、以下、JJJ」の6号店を11月2日にオープンしたと発表した。
2016年11月に同国1号店をオープン以来、年2店舗のペースで出店を続け、今回6店舗目となった。6店舗合わせ延べ3,000坪以上の売場面積、100万点以上の商品を常時陳列する規模となった。2~3年後の10店舗体制を目指している。
東芝 石炭火力の新規受注・建設から撤退 再生エネに経営資源集中
東芝が石炭火力発電所の新規受注・建設から撤退することが分かった。世界的な環境規制の高まり、低炭素・脱炭素社会への取り組み強化の動きを受けたもの。二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭火力発電所の計画見直しを含め需要・案件は減少している。
今後は再生可能エネルギー分野に経営資源を集中し、2022年度までに1,600億円程度を投入する。再生可能エネルギー事業の売上高は30年度に6,500億円を見込む。ちなみに19年度は太陽光発電設備の供給などで1,900億円だった。
東芝の石炭火力発電設備の世界シェアは11%(中国を除く)と高い。今後は関わった石炭火力発電関連部品の供給は続け、国内外での受注済みの発電所は完成させる。
トヨタ 静岡県の実験都市21年2月着工 360人の居住者で開始
トヨタ自動車の豊田達男社長はこのほど、2020年末に閉鎖する東富士工場(所在地:静岡県裾野市)の跡地で建設を予定し、あらゆるモノやサービスがつながる実験都市(スマートシティ)「ウーブン・シティ」について、2021年2月23日に着工する意向を明らかにした。
ウーブン・シティの居住人数は、まず360人ぐらいで開始する見通し。高齢者や子育て世代といった社会課題を抱えた人たちと発明家が住むという。この実験都市・街では、居住者が自動運転や人工知能(AI)、ロボットなどの最先端技術を実際の生活の中に取り入れ、実証実験が行われる。初期段階ではトヨタの従業員やプロジェクト関係者など2,000人程度が実際に暮らすことが想定されている。
スズキ タイスズキが21年で船外機の累計生産100万台を達成
スズキは11月9日、タイの生産・販売会社タイスズキモーター社(本社:タイ・パトゥムタニ県タンヤブリ市、以下、タイスズキ)が、11月6日に船外機の累計生産100万台を達成したと発表した。
1968年にスズキ初の海外二輪生産工場として生産を開始したタイスズキは、1999年から船外機の生産も開始。以降、17機種の小型船外機を生産しており、タイ国内向けはもとより、日本を含む世界各国に輸出している。その結果、21年1カ月での100万台達成となった。