ソニー ”におい”で認知症の兆候を把握 学術機器

ソニーグループ傘下のソニーは10月5日、人間の嗅覚を簡単に測定できる機器を開発したと発表した。においのもととなる「嗅素」を手軽に制御できる独自の技術「Tensor Valve(テンソルバルブ)」という仕組みを搭載した「におい提示装置」だ。手軽な嗅覚測定から、認知症になどつながる脳の機能低下の兆候も早期に察知できるようにすることを目指す。
2023年春に企業や研究機関向けに売り出す。当面は医療機器でなく、研究用途に販売する。ソニーの市場推定価格は230万円前後。

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