東京電力は10月28日、福島第1原子力発電所2号機で焼け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出し作業を再開した。原子炉格納容器内の放射性物質を遮断する隔離弁を開くなどした。今後、釣り竿状の装置の先にある爪状の器具を格納容器の底部に垂らし、最大3グラムの小石状のデブリの採取を試みる。
これらの作業は、取り出しに使う装置の先端に取り付けたカメラが不具合を起こし、1カ月以上中断していた。原発事故後、初めてとなるデブリの採取を改めて目指す。
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