JR東日本は2月18日、国内で初となる水素ハイブリッド電車「HYBARI(ひばり)」を公開した走行時に二酸化炭素(CO2)を発生させないのが特徴で、3月から南武線などで走行試験を実施し、2030年の実用化を目指す。2050年の温暖化ガス排出実質ゼロに向けて、他の鉄道各社もバイオ燃料や再生可能エネルギーの活用を進める。
ひばりは水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を併用するハイブリッド電車で、国内で初めてとなる。列車は2両編成で、JR東日本、日立製作所、トヨタ自動車が連携して開発した。最高時速は100kmで、1回の高圧水素の充填で最大140km走る。開発費は約40億円。水素燃料車両はCO2の排出量削減だけでなく架線や変電所なども不要で、設備の削減にもつながる。
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