21年造船受注 日本は2倍強 中韓も高水準 経済再開で需要増

主要国の造船業界のまとめによると、世界の造船市場の9割を占める日本、中国、韓国の2021年の受注が2020年と比べ大幅に増えた。
日本船舶輸出組合(所在地:東京都港区)が1月18日発表した2021年の輸出船契約実績は1,520万総トンだった。船体構造の規制強化に伴う駆け込み需要があった2015年(2,222万総トン)を除けば、2008年(1,942万総トン)以来の高水準だった。中でも鉄鉱石などを運ぶばら積み船の需要が204隻と2020年の88隻から急増した。
中国船舶工業行業協会によると、全体の受注量(載貨重量トンベース)は6,707トンと2020年の2.3倍となった。韓国はLNG船が好調で、造船会社の受注額は同2.3倍の439億ドル(約5兆円)に上った。中国、韓国とも8年ぶりの高水準となった。

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