国際航空運送協会(IATA)は10月4日、世界の航空需要は回復遅れにより、2022年も2019年比で4割水準にとどまるとの需要見通しを公表した。2021年見通しの2019年比6割減に比べると改善するが、なお厳しい状況が続く。
需要回復の”足かせ”となっているのが、アジア路線を中心とする国際線。ASEAN諸国を中心にデルタ株の広がりなどで新型コロナウイルスの影響を色濃く受け、社会経済活動の回復が遅れているためだ。多くの国々が「ウィズコロナ」社会のあり方を明確に描けていないのが実情。それだけに、航空需要の回復は”足踏み”状態が続くとみられる。
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