阪和興業は7月12日、同社が10%出資するインドネシア・スラウェシ島の徳信鋼鉄有限公司(以下、徳信鋼鉄)が、6月28日にスラブの連続鋳造を開始したと発表した。これまでの製造品目、ビレット、線材、鉄筋に、新たにスラブが加わることで、インドメシア国内および「海外向けで徳信鋼鉄品の市場競争力がさらに強化されることが期待される。
徳信鋼鉄は2020年3月に第1高炉、2021年に2月に第2高炉をそれぞれ稼働。2021年6月の粗鋼生産実績は約34万トン、ビレット販売は約30万トンとなっている。第2高炉はスラブ用とブレット用の連続鋳造設備が併設されており、スラブの生産能力は最大で年間200万トンになる。2022年を予定している第3高炉稼働時には年間粗鋼生産600万トンとする計画。
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