興和(本社:名古屋市)は7月1日、新型コロナウイルス感染症の軽症患者を対象に、抗寄生虫薬「イベルメクチン」の効果や安全性を調べる臨床試験(治験)を国内で北里大学と共同で始めると発表した。
イベルメクチンは、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授の研究をもとにした薬で、国内では消化管の寄生虫が引き起こす感染症やダニによる皮膚感染症の治療薬として承認されている。
治験の方法や開始時期は医療品の審査を担う医療品医療機器総合機構(PMDA)と協議して決める。興和では年内の治験終了を目指している。
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